Interview

清水 啓子しみず けいこ

言語聴覚士

あわーず新宿ステーション
理学療法士

利用者様やご家族へ指導するにあたり、病院と在宅の現場との連携をしっかりと取りたいとの思いが強くなり、訪問リハビリの世界に飛び込むことにしました。

あわーずに入職するまで

  • ・10年以上病院で勤務し、言語聴覚士としての実績をつむ
  • ・あわーず東京新宿訪問看護リハビリステーションへ入職

訪問看護リハビリステーションとの出会い

アッと言う間だった病院勤務を経て・・・

病院から退院される時に在宅でのリハビリを指導するにあたり、退院時はバタバタしてケアマネに十分に伝え切れなかったり、ご家族の方が病院に来られなくて十分に伝えられなかったりと言うことがありました。また、在宅で過ごされる患者様とご家族の様子が見えず、退院時のリハビリ指導も十分に出来ているのか疑問が残りました。 現在、訪問看護に携わることになり、ひとりで体調の悪い患者様のところに訪問する不安はありますが、不安よりも楽しさと感じながら訪問することが出来ています。 病院勤務から訪問看護リハビリをやってみたいと思ってから実行するまでは時間がかかります。病院を辞めるとなると時間がかかるものなので余計にそう感じるのかもしれません。振り返ってみると病院勤務の期間もアッと言う間でしたね。

実際の訪問看護をやってみて

それぞれがやれることを言語聴覚士としてやってあげれば

実は、移動時間は暑い夏などちょっと大変でした。利用者様もご家族ともに積極的な方もいれば、この人何しに来たのかなと思われている方や本当にそれぞれです。ご本人とは全く意思疎通が図れなくて、ご家族の協力をもらうこともあります。ある程度ご自分でやりたいと思っている人には、リハビリのアドバイスをします。利用者様にも差がありますが、あまりやりにくさは感じません。それぞれがやれることを言語聴覚士としてやってあげれば良いと考えているからです。 利用者様に応じて、唇、頬の筋肉、のど、肩回りまで動かしてもらったり、他動的に筋トレやマッサージをしたりもします。「次までにやっておいてくださいね」とお願いしておいても、ほとんどの人はまずやらないみたいですね。(笑)だからこそこの仕事が大切だと思えます。

◼︎今後の目標

一つ一つ経験を重ねていく

訪問看護での経験を積み重ねて行こうと思っています。そして、経験を重ねた後には、病院勤務に戻る選択肢もあるかもしれません。それぞれの分野を何年もかけてみないと医療の本質は見抜けないと思うからです。在宅を知ることで、病院へ伝えたいこともきっと見えてくると信じています。 もし、家族が病気になり言語聴覚士として同じように面倒を見られるかと言うと自信はありません、と言うか絶対無理です。(笑) 言語聴覚士と言う仕事を通して成り切ることができるから利用者様を助けることが出来ます。 毎日、利用者様と向き合い経験を重ねることが大事だと思っています。